少女漫画

片思い切ない。「ハチミツとクローバー」の名言集。

投稿日:2016年11月19日 更新日:

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2006年に嵐の櫻井翔くん主演で実写映画化されています。

なので、知っている人も多いと思います。

でも、知らない世代もどんどん出てきていると思うので、3月のライオンを読むなら

こちらも読んでいただきたいなと感じました。

少女漫画の大ヒット作品「ハチミツとクローバー」。

 

あらすじ

美術大学が舞台。そこで、才能や生き方に思い悩むモラトリアム期の

青年たちの葛藤と、複雑に交差する、いわゆる片思いを描いた青春群青劇です。

主人公は、平凡な人間だと自負する美大生・竹中裕太が暮らすのは

個性豊かな人物溢れるアパート。

そこの住人たちが織り成す人間模様は甘酸っぱく青春そのもの。

そして、竹中が恋をするのは、はぐちゃんこと花本はぐみ。

彼女の作品は見る者を惹きつける圧倒的な才能を放ち、竹中を苦悩させる・・・。

 

 

言葉選びが秀逸な「ハチクロ」の中からお気に入りの名台詞!

 

「うまくいかなかった恋に、意味はあるのか」

 

「俺はずっと考えてたんだ
うまくいかなかった恋に意味はあるのか
消えていったものはなかったものと同じなのかって」

 

もう、この台詞だけで切ないんですが・・・。

叶わなかった恋に、意味があるのか・・・。これは、最後の巻での

主人公・竹中の台詞なんです。

ずっと片思いをしてきた相手との恋が報われればいいですけど

そうじゃない時、一体どれだけたくさんの思考が押し寄せてくるんでしょうね?!

全部総括した結果、このような虚無的な言葉となってこぼれたんだろうな・・・?

片思いってすごいなー。

自分の時間もエネルギーも全部注いで、でも相手は別の人が好きでそっちに行っちゃうんですよね。

その時間に意味があるのかなんて、怖くて考えられなくないですか?

そういうところに向き合うのが、この羽海野チカさんという方なのです。

 

 

「一度ハグになって、ハグの目で世界を見てみたい。どんな風に見えてるんだろう」

花本はぐみ(以下はぐちゃん)は、美大生なら、誰もが欲しい圧倒的な

才能と実績を持つのですが、そのはぐちゃんの保護者的な存在の修司が

呟いた言葉。

その言葉を胸にしんしんと浸透させながら、竹中ら同級生は

その場ではぐちゃんを見つめます。

お話が進むにつれて、そのシーンの持つ意味合いが変わってくるのが面白いんです。

ハチクロは、才能についても描いていて、

才能を持っている人と、持っていないものとして描かれた人の間にある

を描いています。

綺麗なものだけではなく、その裏にある厳しい現実も想像させるのが

ハチクロが他の少女漫画とは違うところです。

 

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「手を動かしてみるとアッサリわかることってけっこうあるぜ」

はぐちゃんの才能に打ちひしがれていた竹中に、同じく天才キャラである真山が

投げた台詞です。

これは、こんな台詞が出てくる少女漫画は、絶対いい少女漫画だ!と思います。

(普通の少女漫画は、もじもじしてるイメージ。最近はそうでもないか!)

羽海野チカ先生自身の信念がにじみ出ている台詞です。

羽海野チカ先生は、努力の人ですから、売れっ子になった後に才能があると

周りにはやし立てられることに、とても違和感を感じているそうなのです。

https://music.douban.com/subject/1917506/

https://music.douban.com/subject/1917506/

 

「努力するか、諦めるか。道はどっちかしかないよ。」

ハグの保護者、習字の台詞。

そのあと続けて、

 

「人間に選べる道なんてその二つくらいしかないよ。」

 

と言います。

これ、突きつけられたら、どんなにくじけそうな時も

きっと諦めるなんて言えないですよね。

 

 

「恋をした。それだけのことなのに、世界はまぶしい。」

これは、作中の台詞ではくて、実写映画のキャッチコピーです。

でも、めちゃくちゃ名キャッチコピーじゃないですか??

このキャッチコピーの後、オマージュがたくさん現れましたよね?!

すごい想像力が掻き立てられますよね。

めちゃめちゃ相手のこと神格化してるし、ただの日常がキラキラしてることがわかります。

青春の象徴のような言葉です。

http://movies.yahoo.co.jp/movie/

http://movies.yahoo.co.jp/movie/

 

「自分の一番好きな人が自分のことを一番好きになってくれる」

 

「それっぽっちの条件なのに、どうして永遠に叶わない気がするんだろう」

 

真山に片思いをする山田ちゃんの言葉。

彼女はこの作品1の片思い女王。(こんなあだ名をつけてごめんね山田)

きっと、この山田ちゃんは、西野カナとか加藤ミリヤとか

そういう音楽を聞く子なんだろうなあ・・・。

 

 

「世の中」なんて漠然としたものに必要とされるより、「特定の誰か」に必要とされた方が人として幸せなのでは?

羽海野チカ先生は、作中で黒い帯を引き、唐突にナレーションがバシバシぶっ込まれる

ことで有名な漫画家さん。

このハチクロでも、例外ではなく、そんなナレーションの中から。

きっとこれは、真山や修司の心の内。

私がこの言葉に刺さった理由。

それは、世の中に向けて発信している羽海野チカ先生が語ったから。

じゃあ、なんで、なんのために作者さんはそんなに頑張っているのでしょう?

いろんな葛藤が垣間見えて、単純じゃない模様に流し読みはできなかったのです。

 

 

まとめ

羽海野チカ先生は、異常なメモ魔なようです。

ふと浮かんだ言葉や思考をメモし、それを全て漫画に還元しているのだそう。

でも、その言葉がいちいち核心をつくものだから、

私たちはどんなに字面が多くなっても

先生の描くストーリーを追いかけてしまうんでしょうね〜。

羽海野チカ先生の憧れでできたのがハチクロ。

実は、羽海野チカ先生がハチクロを連載し始めたのは30歳の頃。

結構遅めのデビューですが、いきなり大ヒットとなったのは、いろんな思いを溜め込んでいたのかもしれません。

ハチミツとクローバーのインタビューで、

「友達がいなさすぎて、コミケの帰り道泣いて帰った。」

など、語っており

「こうだったらいいなという思いで描いた。」

そうで、

彼女の青春に対する執着は凄まじい!と

同業者から恐れられているんだそうで。

3月のライオンは、漫画家として成熟した羽海野チカ先生の漫画に対する思いが

形になっている感じがするし、

その前作のハチクロも、自身の人生観を惜しみなく切り取られているんですね。

 

p.s.漫画家になってヒットを飛ばしてから、友達がたくさんできたと語っておられます。

 

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